【旅日記】飯田線秘境駅めぐり2
前回、 JR東海の飯田線の旅では、主に長野県の秘境駅をめぐりましたが、今回は、静岡も含めて5つの秘境駅をめぐって来ました。
前日に高速バスで飯田に入り、今回は以前このブログでも書いた「下山ダッシュ」でお馴染みの下山村駅にあるホテル「サザンクロスイン飯田」に宿泊しました。テレビもない部屋でしたが、特に不自由は無く、快適に過ごせました。
そして、当日午前6時29分発の豊橋行きに乗り、次のように駅に寄りました。なお、「上り」は豊橋方面、「下り」は辰野方面のことです。
下山村発6:29(上り)
伊那小沢着7:39
発7:43(下り)
為栗着7:58
発7:58(下り)
温田着8:04
(徒歩)
為栗着9:15
発9:46(上り)
大嵐(おおぞれ)着10:14
発11:12(下り)
小和田(こわだ)着11:16
発13:19(下り)
中井侍着13:24
(実際は、小和田発及び中井侍着は、お客様の清算対応で10分ほど遅れました)
(以下省略)
結果的に、南から順に、大嵐駅、小和田駅、中井侍駅、伊那小沢駅、為栗駅の5駅に寄れました。
最初に伊那小沢に寄ったのは、その列車が快速でそこまで停まらず、その次に停まるのが水窪駅だったからです。伊那小沢では、対面の下り電車と待ち合わせしており、その間に向かいのホームに移動して、7時43分発の飯田行きに乗れました。
次の目的駅の為栗で降りようとしましたが、少しお腹の調子が心配だったので、降りずに温田駅で降りました*1。そこから、地図に従って1時間ほど歩いて為栗に着きました。車道での車の往来は10分に1台ほどあり、途中、トンネルを4つほど通りました。
大嵐は、東京駅を小さくした駅舎が特徴的な駅です。待合室も整っていて、近くの橋からの天竜川の絶景を満喫しました。上り特急「伊那路2号」豊橋行きが、11時頃通過していきました。
次の小和田は、雅子さまの旧姓と漢字が同じことで「恋愛成就駅」などと言われ、愛知県と静岡県と長野県の3県の境にある駅です。2時間ほどあったので、駅の周りをぐるっと回りました。天竜川のきれいな景色と、廃棄されたオート三輪ミゼットや廃屋になった建物跡とのコントラストが不思議な気分でした。途中、臨時急行「飯田線秘境駅号」が停車し、多くのお客さんが降りて20分くらい駅付近をまわっていました。
最後の中井侍は、川と茶畑が眼下に見える風光明媚な場所です。駅の上には民家もあり、他の秘境駅ほどは寂しくありません*2。
帰りは、豊橋経由で東京に戻りました。
今回は、車窓からの桜が大変きれいで、駅に降りてじっくり味わうことが出来ました。
またいつか、他の飯田線のいろいろな駅にも降りたいと思います
*1:飯田線の無人駅や秘境駅に寄る時は、駅はもとより周りにトイレが無い駅も多いので、必ず車内ですませる必要があります。前回と今回寄った無人駅及び秘境駅では、大嵐と温田と唐笠にしかありませんでした。
*2:この駅から、伊那小沢駅には30分ほどで、伊那小沢駅から鶯巣(うぐす)駅にも30分ほどで歩いて行けます。ちなみに、鶯巣駅には駅ノートはありませんが、本棚があって、過去2年分の漫画雑誌「少年ジャンプ」と、2001年(!)の県内観光ガイドブック、さらになぜか1987年にCollinsから出版された『A Day in the Life of the Soviet Union』(Rick Smolan, David Cohen)という分厚い写真集がありました。