9/4発売『All of タンポポ』の感想

昨日、タンポポのベストアルバム『All of タンポポ』を入手しました。
主に、新曲と新録の2曲に関して感想を述べます。


まず、現在の4人タンポポとしては、最後の曲になる「I&YOU&I&YOU&I」は、以前から永井ルイさんのアレンジだと言うことがわかっていましたし、ラジオでも聴いていましたが、改めて、ステレオの音で聴くと、いろいろな音が入っていましたし、4人の歌声もはっきりと聴こえました。何かと、批判の多い梨華ちゃん加護ちゃんの歌唱力ですが(加護ちゃんの場合は、訓練不足によるとも言えます)、この曲では、きれいなハーモニーを聴かせてくれました。コーラスには、ルイさんのほかに、稲葉貴子さんも参加しています。3年前の、「亜麻色の髪の乙女」以来の共演でしょうか。広がりのあるコーラスだと思います。


衝撃的だった「乙女パスタ」でのツインギターは、今回も健在でした。途中、クラリネットのソロが入る点などは、普通のポップスではなかなか聞かれないアレンジです。「聖なる鐘〜」を思わせる鐘の音も入っていて、第1期タンポポへもきちんと敬意を表している点が評価できます。今までのタンポポの、総決算と言ってもいい曲だと思います。


では次に、2000年の1月で娘。を卒業した石黒彩さんも参加している「たんぽぽ(Grand Symphonic Version)」です。5人が、それぞれの個性を出しながら、いい感じでそれぞれのパートを担当していると思います。特に、賛否両論あった「たんぽぽ2001」の時に比べ、梨華ちゃん加護ちゃんの声も、多少はこの曲に合って来たと思います。オーボエから始まる叙情的なイントロから、もう何度もこの曲を歌いこなしてきたかおりんと矢口さんのパート、この2人には及ばないが、一生懸命さが伝わって来る梨華ちゃん加護ちゃんのパート、そして、石黒さんの落ち着いた声がとても良くマッチしていたと思います。


石黒さんのパートは、新録かどうかが、話題になっていますが、言われてみればそうかもしれません。真矢さんのスタジオで録ることは出来たでしょう。あるいは、未発表の音源かもしれません。いずれにせよ、実現不可能と思われていた、5人タンポポによる「たんぽぽ」は、今までのタンポポとこれからのタンポポを結ぶ架け橋になったと思います。


飯田圭織さん、矢口真里さん、石黒彩さん、加護亜依ちゃん、今までのタンポポとしての素晴らしい活動、本当にありがとう!石川梨華ちゃん、柴田ちゃん、紺野ちゃん、新垣ちゃんともども、3期タンポポも頑張れ!タンポポ、フォーエヴァー!\(^o^)/