4/24ワカバ神宮橋(ライブ初参加)

今日、はじめてワカバの路上ライブを見に、原宿の神宮橋に行って来ました。4時半開始で、40分ほど前に着きましたが、まだその様子もなかったので、代々木公園を少し回り、4時過ぎに行ったら、ワカバの2人がライブの準備をしていました。早くも、まわりには50〜60人ほどのお客さんが座っていました(結局100人くらい集まったと思います)。僕は、4列目くらいの、舞台(?)に向かって右の方に座りました。敷く物は持って来ておらず、とりあえずコンビニの小さな袋を敷いて座りました。

亀田さんは、『AX』出演の時と同じ黒い毛糸のスキー帽に、この寒いのに半袖の縦縞が所々入ったシャツとその下に黒Tシャツと灰色のチノパン、松井さんは、赤紫の帽子に同じ色のトレーナーの上に深緑の上着ジーンズでした(『AX』の時よりも髪が伸びていました)。

セットリストは、以下の通りです。

1.冒険(1stアルバム『とりはんきゅう』より)
2.素直な気持ち(2nd『さるはんきゅう』より)
3.トートバッグ(2nd)
4.寿(2nd)
5.ぎゅっと(1stシングル)
6.夕立(1st)
7.もうちょい(「ぎゅっと」のカップリング)
8.大地のかみさま(1st)
  アンコール
9.いとせめて
10.きらく(3rd『とうふ』より)

まず、ハーモニカを吹きながら松井さんが歌う「冒険」から、お客さんもノリノリの手拍子で、2人の素晴らしいギター演奏とハーモニーがパワー全開でした。ハネるリズムが印象的な「素直な気持ち」では、CDと同じく、亀田さんが実際にカズーを吹いていまして、なごやかな雰囲気でした。3曲目の「トートバック」は、2年前に『ポップジャム』で聴いた曲でしたが、「♪ラララー」のコーラスと「♪夢ならさめないで」のブリッジがとても印象的です。

MCでは、松井さんが、自分の周りの友達が結婚する人が多いのに対して(もう一人のメンバーである塚本さんも結婚しているそうです)、亀田さんの友達にはあまりそうした人がいない、という話題になりました。「あんまり友達がいないから…なんてことはないですよ!」と、亀田さんは自分でツッコんでいました(笑)。そして、松井さんの友達の中で、はじめて結婚した友達(静岡在住)に送ったという、「寿」が歌われました。3拍子の素朴な雰囲気の曲でした。「♪たったひとりの大切な人を 自分の力で守るんだ」という松井さんの歌声が力強く、感情が込められていて感動しました。

そして、「僕達のファーストシングル」というMCで、もう「ぎゅっと」だと分かりました。待ってました!CDでは、エレキギター、ピアノ、オルガン、ドラムなどが入っていましたが、これがどのように演奏されるか、大変興味がありました。イントロは3小節目(3フレットにカポをはめて「C-D7-Bm7-Em」)から始まりました。亀田さんが歌いだす「♪ちょっと寒いね」は、ちょうどぴったりでした(笑)。そして、『AX』でも見ましたが、亀田さんが歌っている最中、松井さんがまるでチェット・アトキンスチャック・ベリーのように、少し腰を沈めて演奏している姿もバッチリ見ました。「♪君のことが」などブリッジ部分や、サビ後の「♪チュッ、チュッ、チュッ」の部分での手拍子(「ン、パパン!」が、お客さんはきちんとわかっていてその一体感に驚きました。他の楽器がないと、もしかしたら薄っぺらく聞こえるかもしれないと危惧していましたが、全然そのようなことはありませんでした。楽曲自体がとても素晴らしいので、このバージョンもじゅうぶん堪能出来ました。

次に、「夕立」ですが、この曲ではサビの「♪さぁ 見つめてごらんよ」など、「さぁ!」が4回繰り返されますが、神戸の路上でやった時は、その部分を「神戸!」と叫んだそうです。そこで、今回は原宿の神宮橋でやっているので、松井さんが「神宮橋!」でやりましょうと提案しました。「かむかかまないかの微妙な所がいいですね〜」という発言に、客席から笑いが起こりました。そして、歌う前にご丁寧に一緒に練習までしてくれました。そして、実際に演奏が始まると、客席と一体になった「神宮橋!」になりました。8ビートのロック調でノリのいい曲でした。

次に「ぎゅっと」のカップリング「もうちょい」が演奏されました。鉄琴のイントロはもちろんなく、ハーモニカから始まりました。スパニッシュ風な曲調で、亀田さんがカスタネットを叩きながら演奏しました。それにしても、この曲に限りませんが、ハーモニーが本当にきれいです。

「大地のかみさま」では、演奏が始まる前に、亀田さんが手拍子の準備を促して手を上げると、お客さんがみんないっせいに手を上げたので、松井さんが「仕込んだのか?亀ちゃんが手を上げたらみんな上げたぞ。亀教か?」と言い、そこでまた笑いが起きました。この曲では、また亀田さんがカズーを吹きました。サビの「♪花を咲かせた大地に感謝」というところで、手拍子がリズムが一瞬変わり、はじめての僕は少し戸惑いましたが、2コーラス以降はきちんと出来ました。

いよいよ、次が「最後の曲です」と松井さんが言うと、会場からはお約束の「え〜っ?」が出ました。「どんな曲がいい?」と聞き、何曲か候補が出ました。お客さんに多数決を取ることになり、「元気のいい曲がいい人」と「ミディアムテンポの曲がいい人」ということで、僕は後者にあげましたが、大体同数くらいでした。結局、「ええい、2曲やります!」ということで、また盛り上がり、まず、「ミディアムテンポ」曲からです。何と、2月に発売予定が中止になった「いとせめて」が演奏されることになりました。

演奏前に、松井さんが「題名は小野小町百人一首から借りました」と言うと、客席から「パクリ?!」という少し心無い発言が出て、「いや、パクリじゃなくて、参考にさせて頂いただけですから」と言い、「いやだな〜、歌う前にパクリだ何て言われちゃうと・・・」と少し口を尖らせていました。顔は笑っていましたが、内心は穏やかでなかったかもしれません。クリエイティブなアーティストに対しては、言うべき言葉ではないと思いました。

さて、この「いとせめて」は、「好きで仕方がない人に対する気持ちを歌った曲です」という松井さんの言葉通り、本当に純粋な気持ちがいっぱいのラブソングでした。「♪眠れない〜」というサビの部分がとても印象的でした。隣に座っていた女性が、思わず「いい曲…」とつぶやいていたのが聞こえました。もちろん、僕もそうだと思いました。この曲が、一日も早く発売されることを心から望みます。

そして、いよいよ本当に最後の曲は、アップテンポでノリノリの「きらく」です。イントロの「D-D7-G-Gm-D-B7-Em-A7」というコード進行が、とても気に入りました。サビの「♪泣きたい時に、泣けばいいさ〜」や「♪今日を精一杯頑張っていれば」という部分が、とても印象的で、励まされました。

改めて、ワカバの素晴らしさを認識しました。お2人のギターやハーモニカの演奏はもちろん素晴らしいですが、松井さんの力強いボーカルと、亀田さんのつつみこむようなボーカルの対比は、とても見事だと思います。

気付いたら、1時間15分くらい経っていました。ライブ後は、CDの即売会がありまして、欲しかった『とうふ』を買いました。CDを買う時、「とうふ下さい」と言って、何となく滑稽でした(笑)。

また、ライブのチラシをもらおうと配布場所に行ったら、なんと、ワカバのお2人が配っていました。そして、握手もしてくれました。\(^o^)/

少し緊張しましたが、チラシを頂いた亀田さんに、「良かったですよ!風邪ひかないで下さいね」と言ったら、「ありがとうございます!」と言われ、松井さんに「千葉から来たんですよ」と言ったら、「ああ、そうだったんですか!ありがとうございます!」と言われました。そして、お2人に「(29日の)ユーカリが丘にも来て下さい」と言われ、「はい、行きます!頑張って下さい!」と言い、お別れして来ました。後ろを振り返ると、多くのファンの皆さんが、ワカバを囲んでいました。

初めての生ワカバ体験だったわけですが、とても充実した時間をすごせました。いい思い出になりました。今度は、バックバンド付きのライブもぜひ見てみたいと思いました。

ワカバの松井さん、亀田さん、塚本さん、そしてスタッフの皆さん、本当に、本当に、素晴らしい感動をありがとうございました!ワカバの今後のご活躍を、心から祈っています!

※25日に、茨城で開催されるイベントに関して、「ポティロンの森」が「日本で3番目」(の面積?)という話題が出ました。お客さんが「え〜〜っ?」と驚いたところ、亀田さんが「1位が、東京ディズニーランド」(最初「デズニー」ランドと言って、客席は爆笑でした)、「2位が」と言ったあと、「USJ」と言うつもりが「UFJ」と言って、会場のボルテージは最高潮に達しました。「あっ、UFJは俺の銀行…」と言ってオチ(?)をつけていました(笑)。

・多分、「ぎゅっと」の演奏後だと思いますが、7〜8歳くらいの男の子が「おみごとっ!」という、それこそ「お見事」な掛け声が入り、会場は笑いの渦に包まれました。松井さんは「ありがとうっ!」と答えていました。

・「大地のかみさま」を歌う前、亀田さんのベルトがはみ出ていて、直すのに四苦八苦していた姿が面白かったです(笑)。

・最後に、何の曲を歌うかを考えながら松井さんが髪の毛をいじっていると、亀田さんが「お前、何もみあげ触ってんだよ」と言い、客席から「亮太、かわいい〜!」という声が飛びました(笑)。

・女性客が圧倒的に多く、一瞬、自分がいてはいけないのかと錯覚しました。もう少し、男性客がいてもよかったのに、と思いました。ギターをやっていたり、良質なポップスが好きな人は、ぜひ彼らの音楽を聴いて欲しいと思います。