国会図書館新聞資料室


今日、永田町にある国立国会図書館に行って来ました。東京メトロ東西線の九段下で、半蔵門線に乗り換えて2駅目です。The Daily Yomiuriという英字新聞の、10年以上前の記事を調べたかったからです。日本の新聞なら、30年くらい前までのものであれば、近くの図書館に縮刷版がありますが、英字新聞はなかなかありません。

国会図書館に着くと、新館4階にある「新聞資料室」に行きました。英字新聞は、去年以前のものは全て1ヶ月ごとにマイクロフィルムになっていました。申込書を書いて受付に出して、名前が呼ばれるのを待ちました(15分と言われましたが、5分くらいで名前が呼ばれました)。

そして、初めてマイクロフィルム閲覧装置を使いました。最初は、起動のボタンがどこにあるかわからず、それを探すのに四苦八苦しました。フィルムとリールを絡ませるのも最初はうまくいきませんでした。何せ貴重な資料なので、手垢もつけられないと思って慎重に扱いました。
いよいよ新聞の画面になりましたが、今度は向きが横になっていて、縦にして見たいといろいろ動かしていたら、機械の台そのものが90度に回転できるようになっていて、ようやく縦から日付順に見ることが出来ました。レバーでリールを回転させて日付を進めるのですが、5回くらい回さないと1日分が見終わらないので、月の後半を読みたい時は100回近く回しました。

目的の記事を見つけ、今度は元のリールに戻すのにまたレバーを何回も回して、やっと巻き戻しが終わりました。せめて、巻き戻しは自動で出来ないかと思いました。

コピー希望の場合は、まず、複写申し込み機で打ち出した申込書に記入し、受付の横にある「著作権チェック」のデスクで、複写可能かどうかをチェックしてもらいます。そして、依頼のコーナーに申込書とフィルムを提出し、コピーの希望を言います。つまり、1ページ全部をA3に縮小してコピーするか、上部か下部のみのコピーか、倍の値段はかかるけれど原寸大で上下2枚にコピーをするかを申し出ます。ちなみに、A3のコピー代は、1枚62円(!)です。一応、1ページを2枚にコピーして頂きました。コピー待ち時間の間(これも15分と言われました)、資料室を出て食堂で昼食を取ろうと思ったら、ちょうど昼時で混雑していたので、缶コーヒーを飲んで時間をつぶしました。資料室に戻ると、電光掲示板に番号が出ていたので、受け取り場所でコピーとフィルムを受け取りました。出来上がったコピーは、上部と下部の中間が少しダブっていましたが、ページ全部が複写されていました。

新聞資料室を利用したのは初めてで、特にマイクロフィルムの使い方を覚えられたのが良かったです。また機会があれば、利用しようと思います。

※なお、日付とページが分かっている場合は、利用登録をすれば、来館しなくてもオンラインで郵送複写依頼が出来ます。