5/14『タモリ倶楽部』売れ残り鉄道DVDランキング


14日の『タモリ倶楽部』は、売れ残り鉄道DVDの特集でした。俳優で鉄道ファンの原田芳雄さんをはじめ、やはり鉄道ファンでミュージシャンの岸田繁さん(くるり)、タレントのふかわりょうさんがゲストで、去年9月の同番組ビートルズのリマスター聴き比べでも使用したマランツ恵比寿ショールームで、問題のDVDを鑑賞して検証するという内容でした。



そして、鉄道映像会社3社の方が出演して、売れ残ったDVDの紹介をしました(会社名の後の数字は売上げボーダーライン)。


まず、ジェネオン(2000枚)。

1:日本駅弁図鑑100全10巻(返本率95%!)
2:西村京太郎の鉄道ミステリー全3巻
3:牛山隆信の秘境駅ファイル全6巻


次に、ビコム(1000枚)。

1:RRD(レイルリポート)2006総集編
2:レールのあった街全6巻
3:中国蒸機 悠久の大地を駆ける


最後はパシナ倶楽部(500枚)で、撮影・製作も担当の鳥塚社長が登場しました。

1:冬の小坂鉄道
2:いすみ鉄道
3:肥薩おれんじ鉄道


実は、上記DVDのうち、少なくとも各社の1作品ずつは持っています。σ(^^:)
その持っている映像を中心に、売上げの低い理由と対策を、僭越ながら自分なりに考えてみました。


ジェネオンさんのは、2位と3位のDVDを全て持っています。但し、スカパーの旅チャンネルで録画したものです。
まず、秘境駅ファイルは、作品自体に問題はないのですが、スカパーで何度も再放送されていて、DVD特典映像も「秘境駅静止画集」なので、未放送映像が入っていれば、買う人も多かったのではないかと思いました。ただ、他の秘境駅関係のDVDは売れているようなので、製作方針を変える必要はないと思います。
「西村京太郎〜」は、西村作品に初めて触れるにはなかなかいいと思います。ただ、1つの作品が25分で終わる場合もあるかと思えば、倍の50分かかることもあり、その理由が西村さんのインタビューや物語の舞台になった所の観光映像が入っている、ということで、作品そのものの緊張感がなくなる、というのが短所かもしれません。作品の筋を全部追ってから、特典映像としてインタビューや観光映像を入れるのがいいと思います。もちろん、この番組も旅チャンネルで何回か放送されているので、録画して持っている人は多いでしょう。

びこむさんのは、2位の映像を全部持っています。これも、BS朝日やスカパーのテレ朝チャンネルで、何回も放送されているので、録画して持っている人は多いでしょう。それに、あくまで廃線探訪で、現在の鉄道はほとんど出て来ません。ただ、昔の鉄道映像は、かなり貴重なものも多いです。また、この作品は放送を何回か録り逃したので、やむを得ずDVDを買ったのですが、特典映像が充実しています。ですから、歴史好きな鉄道ファンにはおすすめです。宣伝に工夫を凝らせば、買う人は増えるでしょう。
また、岸田さんが絶賛の「中国蒸機」は、機会があれば見たいです。個人的には、中国語と日本語のナレーションを音声切り替えでつける、というのはいいかもしれないと思いました(もちろん、ナレーション無しで蒸気機関車の音だけ、というのが基本ですが)。

パシナさんのは、2位のDVDを持っています。同じ千葉県の房総を走る「小湊鉄道」と一緒に買いました。「いすみ鉄道」の売上げが低いのは、なぜかわかりません。「路線の人気が低い」というナレーションでしたが、本当かな、という気がします。
1位の小坂線は、もう廃線になった秋田県の貨物専用鉄道のドキュメンタリーで内容も素晴らしい(出演者が全員絶賛!)ですが、2枚組6800円というのが、ネックでしょう。総じて、番組でも結論付けられていたように、パシナさんは値段だけが問題のような気がします(例えば、2位と3位の「パシナ前面展望ビデオシリーズ」が4200円など)。費用対効果のことを考えると大変とは思いますが、頑張って値を下げて頂ければいいのかも、と思いました。

以上、14日の『タモリ倶楽部』の感想でした。もちろん、この番組自体も録画してDVDに保存しました(笑)。
これからも、自分の好みを信じて鉄道DVDを集めて行きたいです。