飯田線鳳来寺の旅


昨日、愛知県新城市にある鳳来寺徳川家康が祀られている東照宮*1に行って来ました。夏の旅では頂上まで行けなかったので、ぜひ来たいと思っていました。
ちょうど、もみじまつりが開かれていて、楽しみにして行きました。

飯田線本長篠駅からバスに乗り、20分ほどで鳳来寺山頂に着きました。この山頂行きのバスは、毎年11月の土日祝祭日しか運行されていません。それ以外は、自家用車かタクシー、あるいは鳳来寺入口までバスで来て、1425段の石段を登るしか方法はありません。

バスで降り立った山頂の紅葉は、どんな言葉でも言い表されないほどの美しさでした。そこから、東照宮鳳来寺本堂を巡りました。降りる時も、バスに乗ろうと思えば乗れましたが、あえて石段を降りました。50分ほどかかって、ようやく降りられました。もう、降りるだけで疲れ切ったので、登って来なくて良かったです。もし登る時は、登山のつもりで重装備して登らないと無理だと思いました。そして、ふもと近くの食堂で、五平餅を食べました。心底美味しいと思いました。

13時から、鳳来寺高校で行われた、講談師の宝井琴調さんによる独演会を見ました。演目は、1575年の長篠の戦いで忠義を尽くして処刑された鳥居強右衛門(すねえもん)の話しと、後に幕府のご意見番として名をはせた大久保彦左衛門が、この戦いの前哨戦である鳶ノ巣攻めに初陣で参加した時の話しでした。場面が目に浮かぶような琴調さんのお話しに引き込まれて、楽しい1時間をすごせました。「三河の山里便り」に、詳しく書かれています。講談もいいものだと思いました。琴調さん、鳳来寺商工会の皆さん、鳳来寺高校の皆さん、ありがとうございました!

それから、またバスで本長篠駅に戻りました。電車で5分ほど乗って鳥居強右衛門のお墓がある鳥居駅に行き、その後、湯谷温泉の「ゆ〜ゆ〜ありいな」に寄って帰りました。

とても楽しい旅でした。また、ぜひ来たいです。

*1:栃木の日光、静岡の久能山と並ぶ日本の三大東照宮