7〜9月ベンチャーズ50回目(!)の来日情報など


6日に偶然会ったベンチャーズは、1962年の初来日以来、今回で50回目(!)の来日(公演総数は、2,000本以上!!)だそうです。

こちらに、7月から9月までのライブツアーの日程があります。市民文化ホールのような、小規模な会場でのライブが多いです。

http://www.mandicompany.co.jp/hp2005/live/ventures/ven_05.html#


また、こちらのファンサイトでは、ベンチャーズの詳しいライブレポなどが載っています。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~venchans/


ベンチャーズの魅力は、単にエレキギターのグループというだけではなく、多才な面を持っているということです。全米ビルボードチャートで2位まで上昇した「ウォーク・ドント・ラン(急がば回れ)」をはじめ、「ダイアモンド・ヘッド」「パイプライン」「10番街の殺人」「キャラバン」といった個性的なオリジナル(厳密に言えば、これらの楽曲にもカバーは含まれています)に加え、カバー曲のジャンルの幅がとても広いです。例えば、ビートルズビーチ・ボーイズストーンズ、ママス&パパスといった同時代のポップスやロックから、ポール・モーリア楽団のカバーでも有名なシャンソンの「恋はみずいろ」(ヴィッキー)、映画「夏の日の恋」や「蜜の味」のテーマ、さらには、「上を向いて歩こう」(坂本九)、「夜空の星」(加山雄三)、「チャコの海岸物語」(サザンオールスターズ)、「SAY YES!」(チャゲ&飛鳥)といった、日本のヒット曲もカバーしています。

そして、6日にも書きましたが、「雨の御堂筋」(1971、欧陽菲菲オリコンで9週連続1位を獲得し、売上は79.2万枚)、「京都の恋」(1970、8週連続1位。85.2万枚)「京都慕情」(1971、最高位2位。39.4万枚。渚ゆう子)、「北国の青い空」(1967、奥村チヨ)、「二人の銀座」(1966、和泉雅子山内賢)といった、いわゆる「ベンチャーズ歌謡」と呼ばれる、日本人歌手に提供した大ヒット曲もあります。これらの曲は、日本人が作曲した以上に日本的なメロディーを持っており、ベンチャーズの日本への愛着の深さが伺われます。

45年以上もの間、メンバーチェンジやメンバーの急逝(96年、ドラムのメル・テイラーさん。享年62歳。現在は、息子のリオンさんが継承)といったことを乗り越え、第一線で活躍しているベンチャーズに、改めて敬意を表したいです。
このような素晴らしいミュージシャンと、ほんの一時でも同じ場所にいられたことは、今でもまだ夢のようです…(^^)