飯田線北上の旅


先月、飯田線の旅に行って来ました。まず、浜松で一泊しました。
翌日、豊橋まで東海道線普通列車に乗り、豊橋からいよいよ飯田線です。


経路:
東海道線快速で東京−熱海、
東海道線普通列車で熱海−静岡−浜松、
翌日、東海道線普通列車で浜松−豊橋
飯田線普通列車豊橋本長篠下山村
徒歩で下山村伊那上郷
飯田線普通列車伊那上郷伊那新町−辰野、
中央線普通列車(辰野支線)で辰野−塩尻
中央線普通列車塩尻(以下省略)−中野


日差しが強く、窓から外を見ようとしてもまぶしくて、新城あたりまではブラインドを上げられませんでした。
そこから本長篠で降り、鳳来寺入り口までバスに乗りました。10分足らずで到着し、石段まで参道を歩きました。途中、松尾芭蕉若山牧水などの句碑がありました。

さて、その石段を上ろうとしたものの、虫の大群がひどく、足元を蛇が通り過ぎたので、あきらめて引き返しました(笑)。やはり、山頂行きのバスがある11月に、また都合がつけば来ようと思いました。

参道の帰り道、鳳来寺科学博物館に寄りました。当地での、動植物に関する貴重な資料が展示されていました。はく製や標本は圧巻でしたし、草の分類も細かく分類されていて、脱帽物でした。「ブッポーソー」と鳴くコノハズク(フクロウより一回り小さい)のコーナーは、音声の鳴き声が実際に聞けました。昭和初期に、この周辺でコノハズクの鳴き声を収録し、ラジオで放送したということも興味深かったです。

博物館を出てからは、再びバス停に戻り、1時間近く待ってバスに乗り、そのまま本長篠駅に戻りました。

そこから再び飯田線に乗り、いつもの絶景を楽しみました。今回、城西〜向市場間の渡らずの鉄橋が、ようやく実感できました。他は、伊那小沢での引込み線、唐傘〜門島間で電車をゆっくり走らせて見る天竜川の絶景も、しっかり堪能しました。
また、3月の旅では成功しなかった「下山ダッシュ」も、下山村伊那上郷間が26分間あったので、速歩きで同じ電車に乗れました。普通に歩いても、暑くて坂はきつかったので、こんな日にダッシュしたら大変だと思いました。

辰野方面に向かう途中、伊那田島高遠原の間にある大沢信号所で止まり、豊橋方面の列車とすれ違いました。信号所でのすれ違いは初めて見たので、嬉しかったです。

そして、いつもの伊那新町の「湯にいくセンター」の気持ちのいい温泉につかりました。
そのまま岡谷経由で帰ろうと思いましたが、辰野から塩尻行きの1両車両列車「ミニエコー*1に乗りました。以前から乗りたかったので、念願が叶いました。塩尻からは、普通列車に乗ってゆっくり東京に戻りました。

鳳来寺まで行けなかったので、ぜひまた秋以降に行きたいです。

*1:123系。元は荷物列車。