4/26に「ニコニコ超パーティー３」出演のAKINO with bless4の紹介
ツイッター（@okkake_nassyi）やメルマガから来て頂いた皆さん、ありがとうございます！「おけ梨」の別名「ハピスタ（HappyStar）」です。
26日に「ニコニコ超パーティー３」出演の、AKINO with bless4 の紹介をします。 なお、ここでは、彼らの本来のグループ名である「bless4」として話しを進めて行きます（後述のように、AKINOさん自身もbless4のメンバーですが、他のメンバーを従えてパフォーマンスする時は「AKINO with bless4」名義です）。何せ10年分の思いが詰まっていてかなりの長文ですし、映像や音声資料もたくさんあるのでお時間のある時にご覧下さい。オススメの１曲は、やはりロングヒット曲でサビの「♪一万年と二千年前から愛してる〜」が有名な「創聖のアクエリオン」か、今のところ最大ヒット曲の「君の神話」あたりです。短い曲なら、CDとしては未発売ですが、賛美歌「荒野（あらの）の果てに」*1などでのアカペラは最高です！
bless4は、長男AKASHI（アカシ＝証、1982生）、長女KANASA（カナサ＝愛、1984生）、次女AKINO（アキノ＝愛希信、1989生）、次男AIKI（アイキ＝哀行、1991生）の４人きょうだいによるコーラスグループで、キレのあるダンスと絶妙のハーモニーが魅力です。出身は沖縄ですが、アカシさんが１歳の頃ご両親の仕事の関係で渡米したので、他の３人は米国生まれです（ご家族の皆さんは、ネイティブ並みの英語力があります）。在米中にテコンドーを習得し、1997年の帰国後沖縄で、「飛龍」というパフォーマンスグループを結成して活動を始めました。エイズ撲滅キャンペーンのキャラクターとして活動したこともあります。その後、大手芸能事務所のオーディションに合格、2003年５月にBMGから「Good Morning, Mr. Sunshine」デビュー、同年10月には２枚目のシングル「走れ！奇跡」を発売しました。この頃から公園でのストリートライブを始め、ボランティアで病院で歌うこともありました。
2004年2月には、沖縄限定で３枚目のシングル「ガジュマルの下で」を発売し、4月までは沖縄で、5月以降は東京を中心にストリートライブを行い、10月までに通算300回のライブを達成し*2、10月23日には六本木ベルファーレでのワンマンライブを成功させました。私自身は、同年5月30日にbayfmのラジオ収録のライブをたまたま見て感動し、以来暇さえあれば代々木公園や井の頭公園でのライブを見に行きました。半年で78回、2005年4月6日の多摩センターで通算ライブ観覧100回目を達成しました*3。
まだレパートリーも少なかったデビュー当時、カバー曲をよく歌っていて、洋楽から沖縄曲までバラエティに富んでいましたが、オリジナルに比べて全然遜色ない、彼ら独自のコーラス・アレンジが魅力です（カッコ内は、オリジナル歌手）*4。
・心の愛（スティービー・ワンダー）
・Larger Than Life（バックストリート・ボーイズ）（２曲まとめ）
・So Much In Love（タイムズ。山下達郎さんやイーグルスのティモシー・B・シュミットのカバーもあり）
・涙そうそう（森山良子さん。夏川りみさんのカバーやBEGINのセルフカバーもあり）
・島人の宝（しまんちゅぬたから）（BEGIN）（２曲まとめ）
・花（喜納昌吉さん）
・てぃんさぐぬ花（沖縄民謡）（２曲メドレー）
・Best Friend（Kiroro）
さて、2004年10月には「ガジュマルの下で」が全国で発売され、2005年1月には4枚目のシングルでNHKの『みんなのうた』にも採用された「123（ワンツースリー）」を、さらに2月にはフルアルバム『ALL 4 ONE』を発売しましたが、「ガジュマル〜」と「123」は、共にオリコン週間最高位99位、アルバムはチャートインしませんでした。それが直接的な理由かはわかりませんが、事務所やレコード会社とは契約を終了しました。また同時期は12〜13歳だったアイキさんが変声期で苦しんでいた頃で、パート割やコーラスアレンジを変えるなど、他のメンバーがフォローして乗り切りました。
事務所やレコード会社と契約終了になった2005年の初頭、上述のベルファーレライブをご覧になった音楽プロデューサーの菅野よう子さん（アニメ『∀ガンダム』の音楽や、復興ソング「花は咲く」の作曲者）の目に止まり、アニメ『創聖のアクエリオン』の主題歌を、アキノさんが歌うことになりました（bless4メンバーを個別にオーディションし、最もイメージに合ったとのことです）。この曲も、発売当初はパッとしませんでしたが（発売日である４月27日の多摩センターでのイベントも、11人しかお客さんがいませんでした）、2007年にパチンコCMでサビの「♪一万年と二千年前から愛してる〜」が使われてから知られるようになり、カラオケで歌われたりダウンロード販売がかなり好調で、2008年度にはJASRAC銀賞を受賞し、オリコンでも最終的に週間22位を獲得しました。この頃から、「ゼーット！」の雄叫びで有名な「アニキ」こと水木一郎さんや堀江美都子さんといったアニソンの大御所歌手と、ステージやテレビでの共演も始まりました。
並行してbless4としては、社会貢献の活動にも積極的に取り組んでいます。2006年には滋賀県の人権週間の活動に参加しました。2008年には、次男のアイキさんが作家及びソロ歌手としてデビューしました。薬物中毒で亡くなった大切な友人の日記を元に、「命の花」という歌と同名の小説を発売しました。その小説には、麻薬中毒の恐ろしさがリアルに描かれています。
2011年３月の東日本大震災では、アカシさんがいち早く現地入りして、３週間に渡って瓦礫撤去のボランティア活動に従事しました。その後他の３人も合流し、避難所を回ってアカペラライブを行いました。また、お年寄りの入浴や散髪の手伝いもしたそうです。４月10日には、原宿で３時間に及ぶ募金活動に参加しました。その時アカシさんに被災地での様子を話して頂いて、私のブログにまとめました（文章のみですが、生々しい表現もあるので【閲覧注意】）。
さて、アキノさんが「アクエリオン」の活動で菅野さんの曲を歌う一方、2006年には自分たちの音楽事務所とレコード会社を立ち上げ、自作曲も発売して来ました。2007年の「絆の花」に続き、2011年のアルバム『夢つむぎ』には、穏やかなバラード（「夢つむぎ」など）、爽やかな曲（「心に吹く風」など）、ビートの激しい曲（「Get Luck」など）と、様々なタイプの曲が入っていて一聴の価値があります*5。2013年発売のデビュー10周年シングル「Let's Have A Party」と「花束（ブーケ）」のカップリングも、彼らの幅広い音楽性を象徴する２曲です。
彼らは、地上波のテレビ番組にはあまり出ませんが、2011年4月17日には、明石家さんまさんの『からくりTV』に水木さんなどと出演し、「アクエリオン」の替え歌が結構ウケました。翌年の2012年以降は、毎年春に『ハモネプ』に出演し、特に2012年には優勝も果たしました。その他、BSの『魅惑のスタンダードポップス』や『BS永遠の音楽大全集 アニメ主題歌大全集』には2008年と2009年に、スカパーの『アニソン紅白』には、2009年（ディズニーアニメ『スティッチ』のエンディング曲で自作の「Stitch Is Coming」を発売）、2010年、2012年（『アニソンキング』に名称変更）に出演しました。
2012年2月、再び菅野よう子さんのプロデュースで『アクエリオンEVOL』のテーマ曲「君の神話〜アクエリオン第二章」と「月光シンフォニア*6」のカップリングを発売し、何と２月27日付のオリコンで週間３位を獲得しました！そうです！一ファンとして私は、2005年には「99位」でがっかりして悔し涙を流し、７年経って「３位」で今度は感涙にむせんだというわけです*7。その後、この２曲を含むアルバム『「アクエリオンEVOL」LOVE@New Dimension』を発売しました。同アニメの第２期オープニング曲「パラドキシカル Zoo」など、パンチの効いた聴き応えのある曲が入っています。2007年に、ソロの「AKINO from bless4」名義で発売した『Lost In Time』を揃えると、ボーカリストとしてのAKINOさんの魅力が楽しめます。2012年９月８日には、クラブチッタ川崎でのワンマンライブに1000人を超えるお客さんが集まり、大成功でした。
他にも、2010年には「Dandelion」でヨーロッパ・デビューを果たし、ドイツのラジオベルリンでは週間１位を獲得し、2012年の「Sunshine Dancer」も２位を獲得するなど、国際的な活躍も顕著です。
今年2014年は、堀江晶太さんのプロデュースでゲーム音楽『戦場の円舞曲（ワルツ）』のオープニングとエンディング・テーマ曲を歌うことが決まっています。「AKINO with bless4」としては、９月20日にクラブチッタ川崎でワンマンライブが予定されており、今後も、益々彼らの活動から目が離せません。
長文を読んで頂きまして、ありがとうございました！
もし彼らに興味を持って頂いたのでしたら、ツイッター（@bless4_AKAA）やフェイスブックを覗いてみて下さい。何だか、ふなっしーに便乗してbless4の宣伝になってしまいましたが…。ちなみに、彼らのツイッターフォロワー数とフェイスブック登録人数を足しても、一般人である私のフォロワー数の方が多くて…。一人でも多くの皆さんに、彼らに関心を持って頂ければ幸いです。
※4/27追記：bless4がふなっしーについて書いてくれました！→https://twitter.com/bless4_AKAA/status/460057468463091713
会えなかったようで残念がっていましたが、ふなっしーとアメリカ育ちの彼らとなら気が合いそうだし、将来何らかのコラボレーションがあったらいいなと、個人的に願っています。
*1:「み使い空に」「Angels We Have Heard on High」「Les Anges dans nos Campagnes」など、いろいろな題名があります。
*2:山手線全29駅前でライブを行い、新橋駅で300回目のライブを迎えました。
*3:この場合の「回数」とは、１日複数回もそのままカウントしています。例えば１日４回ライブをやったこともあり、その場合は４回と数えます。なお、通算200回目は2008年12月6日で偶然にも同じ多摩センター、通算250回目は2012年10月6日の徳島でのライブでした。現在までに257回見ています。北は北海道（2011年７月16日）から南は沖縄（2011年２月５日）まで、東北以外の関東、中部、近畿、中国、四国、九州にまで追っかけました。2005〜13年まで９年連続関東地方以外のライブに遠征に行きました。特に、2007年から５年連続で長野県のライブに参加出来たのは大きかったです。
*4:近年は、「マジンガーZ」「ドラゴンボール」「進撃の巨人」などアニソンのカバーも歌っています
*5:美空ひばりさんの「川の流れのように」のカバーも収録されています。
*6:「AKINO&AIKI from bless4」名義。
*7:もっとも、99位の時の私は「良い歌や優れた歌手だからといってオリコン上位に入るとは限らないさ」、などと強がりを言っていたので現金なものです（笑）。
